MENU

willとbe going toの違いって?計画度と確実度の2つの観点で使い分けよう!

未来形 willとbe going toの使い分け

未来を表す表現に「will~」と「be going to」があると習ったけど、
どうやって使い分けたらいいんだろう?

英語を学び始めて早い段階で出会うのが、未来を表す「will」と「be going toです。これらの使い分けに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、これらを間違えてもコミュニケーションの上では問題はありません。

しかし、これらには計画度確実度のニュアンスに違いがあり、使い分けることでより適切に意図や心情を表すことができます。

ぬこ(筆者)

「will」は 計画度確実度低い
「be going to」は計画度確実度高い
のように使い分けたらいいよ!

今回は、未来時制の「will」と「be going to」の違いについてできる限り丁寧に解説します。この記事を最後まで読んでいただければ、今後みなさんがこれらの使い分けで迷うことは無いでしょう。

目次

willとbe going toの使い方の違い

計画度の違い

1つ目の使い分けのポイントはその行動の計画度です。会話の中で決定したことはwill事前に計画していたことはbe going toのように使い分けると良いでしょう。以下で例文を挙げて詳しく説明します。

会話中に決めたことはwill

will」は会話中に決定したことを表現するときに用いられます。以下の例は、2人でカフェに来ているシーン。

エマ

Hey, have you seen the cafe’s new menu?
ねえ、このカフェの新しいメニュー見た?

エマ

They’ve added some exotic sweets.
風がわりなスイーツが追加されてるよ

ボブ

Oh, really? I haven’t checked it out yet.
お、本当に?まだチェックしてないな

ボブ

What do they have?
何があるの?

エマ

They have this mango and coconut mousse that sounds amazing.
マンゴーとココナッツのムースがすごく良さそうだよ

エマ

I will order it today.
今日はそれを注文しようかな

ボブ

That does sound good.
それいいね

ボブ

Maybe I’ll try something new as well.
僕も新しいの試してみようかな

あらかじめ新しいスイーツを注文することを念入りに計画していたわけではなく、会話の流れからその場の思い付きで決めています。

既に決められている計画はbe going to

一方で、「be going to」は事前に計画されていることを表現するときに用いられます。以下の例は、さきほどの2人の会話の続きです。

ボブ

By the way, can you believe it’s only one month left until summer vacation?
そういえば、夏休みまであと1カ月を切ったなんて信じられる?

エマ

It’s coming up so fast.
本当に早いよね

エマ

Do you have any plans?
なにか予定はあるの?

ボブ

Yeah, I’ve decided to do something special this year.
うん、今年は特別なことをしようと思って

ボブ

I am going to travel to France this summer.
今年の夏はフランス旅行をするつもりだよ

この場合、フランス旅行はあらかじめ計画されていたので、「I will travel ~」ではなく「I am going to travel ~」という表現が正しくなります。

確実度の違い

2つ目の使い分けのポイントとして、その未来が起こる確実度があります。確実性の低い予測willが使われる一方、根拠がある確実性の高い未来be going toが用いられます。

たとえば「雨が降りそう」という未来表現では、確実性の低い天気予報では「will」が使われますが、積乱雲が近づいてきていて今にも雨が降りそう、という視覚的情報に基づいた確実な未来を表現する場合には「be going to」が使われます。

確実性の低い未来を表すwill

will」は確実性の低い予測を表現する際に使用されます。天気予報のアナウンスがその一例です。

アナウンサー

Good evening, everyone. Here is your※ weather update for tomorrow.
皆さん、こんばんは。明日の天気予報をお伝えします

アナウンサー

A low-pressure system is approaching from the west, bringing cooler temperatures and cloudy skies.
西から低気圧が近づいており、気温が下がり、曇り空となるでしょう

アナウンサー

It will rain tomorrow, so be sure to carry your umbrella if you’re stepping out.
明日は雨が降る予定ですので、外出の際は傘をお持ちください

天気予報の情報はあくまで予想で、外れた場合も責任は取らないといったニュアンスから「will」が使われています。

(でも今後天気予報の精度がさらに上がれば、「will」の代わりに「be going to」が使われる日がくるかもしれませんね。)

※”your” が使われる理由
「Here is your weather update」 で”your”が使われる理由は、放送される天気予報が視聴者個人に関連性があるという親しみやすさやを伝えるため。聞いている人が情報を自分のものとして受け取りやすくするためによく使われるテクニックの一つです。

確実性の高い未来を表すbe going to

これに対して、「be going to」は確実度が高い未来を表現するときに用いられます。以下の例は、外出先で話している二人の会話です。

トモ

Did you bring your umbrella today?
今日傘持ってきた?

アヤ

No, why? Is it supposed to rain?
ううん、なんで?雨降るの?

トモ

Look at those clouds, it’s going to rain soon.
あの雲を見てもうすぐ雨が降るよ

アヤ

Oh no, I didn’t even check the weather this morning.
あちゃー、今朝、天気予報をチェックすらしてないよ

トモは近づいている雨雲を見て自信満々に雨が降ると宣言しています。天気予報とは違い、視覚的に確かな根拠がある場面のため、「be going to」がふさわしい表現となります。

まとめ

will」と「be going to」は計画度確実度の着眼点で以下のように使い分けると良いでしょう。

「will」は 計画度確実度
・I will order it today
(今日はそれを注文しようかな)
 → その場の思い付き
・It will rain tomorrow
(明日は雨が降る予定です)
 → 確実度の低い予測

「be going to」は計画度確実度
・I am going to travel to France this summer
(今年の夏はフランス旅行をするつもりだよ)
 → あらかじめ計画されていたこと
・It’s going to rain soon
(もうすぐ雨が降るよ)
 → 確実度の高い未来


しかし、基本的にどちらを使用しても意味は通じますし、間違えたとしても責められるということはないです。

私自身、外資系企業でエンジニアとして日々英語を使用していますが、正しく選べていない場合も多々あると思います。

細かいニュアンスを気にするよりも自信をもって英語を話すことが重要なので、あまり気にせずに楽しみながら英語の勉強を続けましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

理系修士卒→外資エンジニア2年目

独学でネイティブレベルの英語を目標に日々勉強しています。英語学習におけるアウトプットの重要さに気づき,ブログ運営をはじめました。TOEIC850、オンライン英会話15か月継続中。

コメント

コメントする

CAPTCHA



The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.

目次