“Thank you” に “for” をつけると、何が変わるか知っていますか?
たとえば “Thank you.” と “Thank you for your help.”
どちらも「ありがとう」ですが、実は伝わる内容がけっこう違うんです。
“Thank you.” だけだと、漠然とした感謝の気持ち。 でも “Thank you for ~” を使うと、「何に対して感謝しているか」が具体的に伝わります。
私も最初は “Thank you.” ばかり使っていましたが、「for をつけると具体的で丁寧に聞こえるよ」とネイティブの先生に教わってから、場面に応じて言い方を変えるようになりました。
この記事では、“Thank you for ~” の正しい意味・文法ルール・例文をわかりやすく解説しながら、for のある・なしでどんな違いがあるのかも整理していきます。

今回の「Thank you for ~」のように、英会話の基本フレーズはパターンで覚えることが大切です。
以下の記事では、日常の英会話で使われる必須の表現をジャンルごとにまとめています。
ぜひ全てマスターして、効率的に話せるようになりましょう!
「Thank you for ~」の意味・使い方
「Thank you for ~」は「~をありがとう/~してくれてありがとう」という意味で、相手への感謝を丁寧に伝える表現です。このフレーズの後には名詞や動名詞が続きます。
この表現は、相手に対する具体的な感謝の内容を伝えるときに便利です。感謝の気持ちを直接伝えることで、相手との関係を深めることができます。
このように、「Thank you for」の後に名詞や動名詞を続けるだけで、多くの場面で使える便利な表現になります。

💡「Thank you for」の後に人を入れてもいいの?
実は “Thank you for” の後には人ではなく「行動・物事」が入るのが自然な英語です。たとえば、
Thank you for your help.(手伝ってくれてありがとう)
Thank you for coming.(来てくれてありがとう)
のように、「何をしてくれたか」「何をくれたか」に対して感謝を表します。
× Thank you for you. という言い方は不自然に響くので注意しましょう。
どうしても「あなたにありがとう」と強調した場合は、 “Thanks to you.” のように言い換えるのが◎です。
「Thank you for ~」を使った例文
以下は、日常生活において「Thank you for ~」を使う場面の例です。実際に場面を想像しながら確認してみましょう。音声もぜひチェックしてください。
友人への感謝

Thank you for the lovely gift.
素敵なプレゼントをありがとう。
イベントの後



Thank you for attending the event.
イベントに参加してくれてありがとう。
職場での会話



Thank you for the timely report.
タイムリーな報告をありがとうございます。
「Thank you for ~」に似た表現との比較
以下は、「Thank you for ~」と同様な感謝のフレーズについて、ニュアンスや使われる場面を比較したものです。
「Thank you for ~」は感謝の表現で、丁寧さは高め(★★★★☆)、気持ちの強さは非常に高い(★★★★★)です。カジュアルからフォーマルまで幅広いシチュエーションで使われます。
表現 | 日本語の意味 | 丁寧さ | 気持ちの強さ | 使われる シチュエーション |
---|---|---|---|---|
Thank you for + 名詞/動名詞 | ~してくれて ありがとう | ★★★★☆ | ★★★★★ | カジュアル、 フォーマル |
I appreciate + 名詞 | ~に感謝します | ★★★★★ | ★★★★☆ | フォーマル、 ビジネス |
I’m grateful for + 名詞 | ~に感謝しています | ★★★★★ | ★★★★★ | フォーマル、 深い感謝 |
練習問題
以下は、今回紹介したいくつかの例文です。実際に作文をすることで表現が定着します。日本語から英語にしてみましょう。
以下を英語で言ってみましょう
イベントに参加してくれてありがとう。
以下を英語で言ってみましょう
素敵なプレゼントをありがとう。
以下を英語で言ってみましょう
タイムリーな報告をありがとうございます。
まとめ:「Thank you for ~」の意味・使い方
「Thank you for ~」は、英語で感謝の気持ちを丁寧に伝えるための便利なフレーズです。文法的には、「Thank you for」の後に名詞や動名詞を続けるだけで、多くの場面で自然に使うことができます。
この表現を使いこなせば、職場での感謝や友人への感謝など、さまざまなシチュエーションで役立ちます。
ぜひ、実際の会話でどんどん使ってみてください。音声を真似して練習することで、自然に使えるようになるでしょう。
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