大人になってから英語をやり直したいと思ったとき、まず迷うのが「どこから始めるか」ですよね。中学英語の文法をしっかり学び直したいけれど、どの参考書が良いのか分からない……。そんなあなたにおすすめしたいのが、
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版』(Gakken)です。
本記事では、実際に本書を使用してみた筆者が、6つの観点から詳しくレビューしていきます。英語のやり直しを本気で考えている大人にこそ、ぜひ読んでほしい内容です!
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』はどんな教材?
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版 |
出版社 | Gakken |
対象 | 中学生~大人のやり直し学習者 |
発行年 | 2022年 |
ページ数 | 328ページ |
形式 | 単行本、電子書籍、Kindle対応 |
付録 | 音声ダウンロード、別冊解答冊子付き |
特徴
- 中学1年〜3年までの英文法を完全網羅
- 解説がとにかくやさしく、イラストや図解が豊富
- 1単元2ページ構成でサクサク進める
実際に使ってみたレビュー【6つの観点から評価】
まずは各項目の評価を一覧でご紹介します。そのあと、それぞれの観点について詳しく解説していきます。
評価項目 | 評価 |
---|---|
わかりやすさ | ★★★★★ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
学習設計のよさ | ★★★★☆ |
続けやすさ | ★★★★☆ |
アウトプット練習 | ★★★★★ |
評判・コスパ | ★★★★☆ |
総合評価 4.5/5
迷ったらこれ。非常に完成度が高い!
1. わかりやすさ:★★★★★
解説はとてもわかりやすく、「be動詞って何?」「三人称ってどういうこと?」といった基礎中の基礎からていねいに説明されているので、英語が苦手な人でも安心して読むことができます。
ほとんどの単元にイラストや図がついていて、目で見てパッとわかるように工夫されているのもポイントです。
例文には日常生活でよく出てくる場面が多く使われていて、すぐに使えそうな表現ばかりなのも、うれしいところです。

初めて出てくる概念(文法用語など)には必ずイラストや表があり、それによって学習へのストレスがかなり低減されていると感じました。
2. 難易度:★★☆☆☆
内容は中学1年生レベルからのふり返りが中心なので、英語が苦手な人や、しばらく英語から離れていた人にとっては、とても始めやすい内容になっています。
その一方で、すでに中学英語をある程度覚えている人にとっては、少しやさしすぎて、もの足りなく感じる場面もあるかもしれません。
“英語の文の骨組みになっているのは「主語」と「動詞」です。ほんの一部の例外を除いて、どんな英文にも「主語」と「動詞」が必要です。“
引用:『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版』山田 暢彦(著)Gakken
3. 学習設計のよさ:★★★★☆
単元の流れは「基本 → 応用」と自然な順番で作られていて、一つひとつ順番に学んでいくことで、ムリなく力がついていくように考えられています。
はっきりとした「この単元ではこれを学ぼう」といった目標は書かれていませんが、内容のならび方が工夫されていて、少しずつステップアップしていけるような作りになっています。
4. 続けやすさ:★★★★☆
1単元が見開き2ページで構成されており、5〜10分程度で取り組めるボリューム。日々のスキマ時間でも学習を継続しやすい点が魅力です。
一部、単調に感じる部分もありますが、「Coffee Break」などの工夫もあり、飽きずに続けられる仕掛けが施されています。





1単元が1ページで完結するから、スイスイ進めやすかったです。
5. アウトプット練習:★★★★★
各単元には練習問題が必ず含まれており、学んだ内容をすぐに確認できます。
問題形式も穴埋め、並べ替え、英作文とバリエーション豊富。
音声が非常に充実しており、すべての単元に音声がついているだけでなく、先生本人によるスピーキングのワンポイント解説(日本語)がついているため楽しみながら学習をすすめられます。
6. 評判・コスパ:★★★★☆
Amazonなどのレビューでも評価が高く、大人の「やり直し英語」教材として定評があります。
価格は2,750円(税込)とやや高めではありますが、文法の網羅性や付録の充実度を考えると、十分に価値のある内容です。
どんな人におすすめ?向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ!
- 英語をゼロからやり直したい大人
- 中学英語に自信がない方
- 独学でしっかり基礎を身につけたい方
- TOEICに向けて基礎を固めたい方
あまり向かない人
- すでに中学文法は理解している方
- 会話表現・実践的な英語を重視したい方
実際に購入したユーザーによるレビューのまとめ
ネット上では好意的なレビューが多く見られますが、一部には辛口な意見もありました。ここでは実際に購入したユーザーの声を、良いポイント・悪いポイントに分けてご紹介します。
良いレビュー
多くのユーザーが評価しているのは、まず文法の基礎を徹底的に学べる構成である点です。
加えて、親しみやすいイラストや図解、音声CDの完成度、気軽に学習を進められるやさしい設計といった、お子さんや英語が苦手な方でもに寄り添った配慮も高く評価されています。
悪いレビュー
一方で、すべての人にとって完璧というわけではないようです。特に、ある程度文法を学んだことのある人や、完全な独学を想定している人にとっては、説明がやや物足りなく感じることもあるとのこと。
【まとめ】文法の基礎固めに最適な1冊。迷ったらこれ!
英語をやり直したい方にとって、最初にぶつかる壁は「何から始めればいいの?」という迷い。本書はその最初の一歩にぴったりな1冊です。
- やさしい解説と豊富なイラストで安心
- 1回5分のスモールステップ学習
- 練習問題・音声付きでインプット&アウトプット両方をカバー
- TOEIC対策にもつながる、文法の土台づくりにぴったり!
中学文法を確実にマスターしたい方は、ぜひ手に取ってみてください!
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