
チャットでOKとかThanksばかり使ってしまう



それ以外の表現も覚えよう!
英語を使って働いていると、毎日のようにTeamsやSlackで英語チャットを使いますよね。私も最初の頃は「Thanks.」「OK.」ばかりで、返事が単調になってしまい、そっけなく見えないか不安でした。
あるとき同僚から “Got it!” や “Sounds good!” といった一言が返ってきて、「あ、こういう軽い言い方が自然なんだ」と気づいたんです。それからは、短くてもトーンを感じさせるフレーズを意識するようになりました。
この記事では、そんな私が実際に使っている「Thanks/OK以外の短い英語フレーズ」を10個紹介します。どれもチャットでそのまま使える自然な表現ばかりです。
チャットで使える10個の短い英語フレーズ


1. Sounds good.(いいですね)
「いいですね。その計画でいきましょう。」
相手の提案やスケジュールに同意するときに使える定番表現です。単なる「OK」よりも前向きで温かい印象に。“That sounds good.” としても自然です。
2. Got it.(了解です)
「了解です。ドキュメントを更新します。」
指示や依頼を受けたときにすぐ返せる便利な一言。フォーマルすぎずカジュアルすぎないため、上司に使ってもOKです。もちろん同僚にも使えます。
私も英語チャットで “OK” の代わりにこれを使うようにしてから、反応が柔らかくなったと感じました。
3. Sure thing.(もちろんです)
「もちろんです!今すぐ送りますね。」
“sure”は「もちろん」という意味ですが、”thing”をつけることによってよりカジュアルに「もちろん!」と返すイメージになります。特にネイティブがよく使う印象があります。
4. No worries.(気にしないでください)
「気にしないで!よくあることですよ。」
相手が謝ってきたときに使う表現。「大丈夫ですよ」という気持ちを軽く伝えられます。似た表現に “Don’t worry.” がありますが、No worries の方がよりカジュアルで、温かみのある響きがあります。
5. Will do.(そうします)
「そうします。リマインドありがとうございます。」
「やっておきます」と簡潔に伝えたいときに便利。”I will do that.”の省略形で、メールやチャットでの返答としてナチュラルに使えます。


「省略形だと失礼にならないの?」と気になるかもしれませんが、英語では文脈で主語が明確なときに省略(ellipsis)するのはごく自然なことです。
また will は「意志」や「約束」を表す助動詞なので、むしろ前向きで協力的な響きになります。さらに、英語のビジネスチャットでは冗長さを避けて簡潔に伝えることが、相手への配慮と受け取られるケースも多いです。
たとえば Will do, thanks! や Will do by EOD(End of the Day). のように補足を添えれば、より丁寧で自然な印象になります。逆に、契約書や正式文書などでは完全形(I will do that.)を使うほうが望ましいでしょう。
6. Makes sense.(なるほど)
「なるほど。説明ありがとうございます。」
相手の説明や提案を理解したときに使う自然な一言。論理的な説明を受けて納得したニュアンスがあり、会議後のチャットでもよく使われます。
7. I’ll check and let you know.(確認してお知らせします)
「確認して、明日までにお知らせします。」
すぐ答えられない質問を受けたときの万能フレーズ。“I’ll confirm” より自然で、柔らかい印象を与えます。上司や他部署への返答にも使えます。
8. Appreciate it.(助かります)
「助かります。とても時間が節約できました。」
“Thank you.” の代わりに使えるスマートな表現。チャットでは文頭に “I” を省略して使うのが自然です。 Thank youがくり返しになってしまうな、というときによく使う表現です。
9. Sounds like a plan.(それでいきましょう)
「それでいきましょう!やりましょう。」
チームで合意したときに使うフレーズ。“That sounds like a plan.” としてもOK。前向きで協力的な印象を与えます。軽い会話でもよく登場します。
直訳すると “それは計画ですね” ですが、英語では「よい計画に聞こえる → 賛成です」という意味になります。つまり、“That sounds like a good plan.” を省略した形として理解されるのです。
似た表現に “That’s an idea.” がありますが、こちらは「それも一つの案ですね」といった中立的で控えめなトーン。
一方 “Sounds like a plan.” は「いいね、それで決まり!」という前向きな合意を示す言い方です。あわせて覚えておきましょう。
10. Take care.(お疲れさま/気をつけて)
「お疲れさま!良い夜を。」
業務終わりや出張前の挨拶として定番。日本語の「お疲れさま」に近いニュアンスで、別れ際の優しいトーンを添えることができます。丁寧すぎず、フレンドリーな印象を残せます。
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3回以上の繰り返しを避ける
日本語のチャットで毎回「了解」だけしか返ってこないと少しだけ冷たい印象を受けますよね。
英語のチャットでも同じです。毎回 “OK.” だとそっけなく感じられることがあります。
目安として、私は3回以上同じ表現が続くのは避けています。
OKの代わりに、Got it! や Sounds good! のような言い換え表現を取り入れてみましょう。
感嘆符(!)や語尾でトーンを調整する
チャットでは声のトーンがない分、文末のニュアンスが重要です。たとえば Sure. は事務的ですが、Sure thing! にすると一気にフレンドリーな印象に変わります。
ただし感嘆符を多用しすぎると軽く見えるので、多用しすぎには注意です。
相手のテンションに合わせてトーンを変える
同じ英語でも、相手のタイプによって自然に聞こえるトーンは違います。普段から絵文字や “Hey” を使う同僚にはカジュアルに、フォーマルな文体の上司には “Understood.” や “I’ll follow up.” のように落ち着いた返答を心がけましょう。「相手の温度に合わせる」ことが信頼関係の第一歩です。
「Thank you」以外の感謝表現を増やす
私の経験では、英語チャットで印象が良い人ほど “Thank you” を連発しません。代わりに “Appreciate it.” や “Thanks for the update.” のように、具体的な行動への感謝を短く伝えることで自然でスマートな印象になります。小さな違いですが、相手に「伝わる英語」になります。
まとめ:英語チャットで使える便利フレーズを覚えよう



今回は、チャットで使える
短い英語フレーズを紹介しました。
英語チャットでは、“Thanks.” や “OK.” だけだと少し単調になりがちです。短いフレーズでも、言い回しやトーンを工夫することで、相手に伝わる印象が大きく変わります。
今回紹介した10の表現は、どれもネイティブが日常的に使う自然な言い回しです。すぐに使いこなす必要はありませんが、1日1つずつ試してみると、英語でのコミュニケーションがぐっとスムーズになります。
私自身も、最初は「OK」と「Thanks」ばかりでしたが、少しずつ言い換えを覚えたことで、同僚との距離が近づいたと感じました。英語は「正しさ」よりも「伝わりやすさ」。短くても温度のある一言を意識してみてください。
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