著者は1年でTOEIC390→670点、その後3ヶ月本気で取り組み850点に
TOEICを初めて受けたとき、私のスコアは390点。
リスニングもリーディングもまったく歯が立たなくて、「えっ、こんなにできないの?」と正直ショックを受けました。
それでも、英語をあきらめずに1年間、ゆるくコツコツ勉強を続けたところ、スコアは670点までアップ。
さらにそこから3か月間、本気で対策したら850点を達成しました。
この記事では、「TOEICって1年がんばれば、どれくらいスコアが上がるの?」という疑問に、私自身の体験をもとにお答えしていきます。
- どれくらいスコアが上がるのかの目安
- 初心者が1年で伸ばすための勉強法
- スコアが伸びる人と伸び悩む人の違い
…などなど、「これからがんばりたい!」という方に向けて、できるだけわかりやすくまとめました。
英語が苦手だった私でもできたので、きっとあなたも大丈夫です。
TOEICに挑戦する第一歩として、ぜひ参考にしてみてください。
< 筆者について>

この記事を書いたぬこです。
留学経験なし、独学でTOEIC870を取り、外資系企業で日々英語を使いエンジニアとして働いています。スピーキングはオンライン英会話を活用して習得。より多くの日本人が英語に対する苦手意識を無くせるように実践的な英語学習法を発信しています。
TOEICは1年で何点上がる?スコアアップの目安と前提条件
「TOEICって、1年勉強したらどのくらい点数が上がるの?」そう思って検索した人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、100〜300点くらいのスコアアップは十分に狙えます。
もちろん今のスコアや勉強のペース、やり方によって差は出ますが、まずは自分がどのタイプに当てはまるのかを知ることが、最初の一歩です。
スコア別に見た「1年での上昇目安」
TOEICのスコアは、現在地によって伸び方が変わるのが特徴です。
たとえば、基礎からのスタートなら伸びしろが大きく、一気に200〜300点アップするケースもあります。逆に、すでに700点を超えている場合は、1点の差を縮めるのにかなりの努力が必要になります。
以下は、私自身や他の学習者の実例から導き出した、1年でのスコア上昇の目安です。
たとえば私の場合、初回スコア390点でほぼ何も分からない状態からスタートし、1年で+280点アップ(670点)を達成しました。
これは、「英語の知識がほとんどゼロだったぶん、1つひとつの学習がそのままスコアにつながった」からです。
※この表はあくまで一般的な目安です。
スコアの伸びは「勉強時間」「使う教材」「継続できるかどうか」で大きく変わります。
著者の実体験:390 → 670(+280点)



私はTOEIC初挑戦で390点という、
まさに“英語が苦手”な状態からのスタートでした。
リスニングでは会話の内容がほとんど聞き取れず、リーディングではPart7の途中でいつも時間切れ。選択肢の意味もあいまいで、何を問われているのか分からないことも多く、正直ショックを受けました。
そこから1年間、平日は1日1時間弱、土日は少し多めに学習するスタイルで、無理なく継続できるペースを守りながら取り組みました。
その結果、1年後には670点(+280点)に到達。自分でも驚くほどの成長を感じることができました。
1年で感じた変化
① 英単語の定着
最初は「option=選択肢」という基本単語さえすぐに出てこないレベルでしたが、毎日単語帳を繰り返すうちに、TOEIC頻出語が自然と頭に入るようになりました。
② リスニングで会話の流れがつかめるように
聞き取れる単語が増え、話の展開が予測できるようになったことで、なんとなく選ぶのではなく、根拠をもって正解を選べるようになっていきました。
③ 読解スピードが上がり、時間切れのストレスが減った
以前はPart7の途中で何問も塗り絵(=適当にマーク)になっていましたが、英文を「かたまり」で読む力がついたことで、1問1問にかかる時間が短くなり、焦りすぎずに対応できるようになりました。
結果として、最後まで読みきれなくても「読めるところで確実に取る」意識が持てるようになり、リーディング全体の得点が安定しました。
スコアアップの要因は、「1日たった30分でもいいから続けたこと」だと感じています。
1年間“がんばりすぎず、でもサボらない”スタイルで進めたからこそ、学習が習慣になり、結果としてスコアに現れたのだと思います。
初心者が1年でスコアを伸ばすための勉強法【実体験あり】


TOEIC初心者がスコアを確実に伸ばすには、「基本に忠実な学習」を1年間継続することがもっとも効果的です。ここでは、私が390→670点に上げたときに実際に取り組んだ方法をベースに、初心者向けのおすすめ学習法を紹介します。
① 単語学習:まずは「1冊やり切る」
TOEICで一番大切なのは「語彙力」です。私は、定番の『金のフレーズ』を1冊まるごと使い倒しました。
- 1日30語を目安にスキマ時間で覚える
- 覚えた単語は週1で復習し、忘却を防止
- スマホアプリを活用して、通学時間にも学習
「知ってる単語が増えると、全セクションで有利になります」
② 文法:中学〜高校レベルで十分
TOEICは高度な英文法を問われる試験ではありません。
私は『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』で基礎を復習した後、TOEIC文法問題集でPart5対策を行いました。
- 品詞(名詞・形容詞・副詞)をしっかり区別
- 時制・仮定法など、頻出項目を重点的に反復
- 間違えた問題には「なぜそうなるか」をメモ
文法がクリアになると、読解・リスニングの理解力も格段に上がります。
③ リスニング:毎日「耳をならす」
最初はTOEICの音声がまったく聞き取れず、リスニングに苦手意識がありました。
ただ、毎日触れることで「音に慣れる→意味が取れる→問題が解ける」という段階を実感できました。
- 毎朝30分だけリスニング教材を音読
- 公式問題集のPart3・4音声を移動中に繰り返し聞く
初めての音声じゃなくてもいいので、「音だけを聞いて意味が取れる状態」になるまで、毎日少しずつ続けるのがコツです。
④ リーディング:精読 → 多読へ
私自身、長文が大の苦手でした。文構造をしっかり読み解く練習から始め、慣れたら多読でスピードを上げました。
- 最初は1文ずつ主語・動詞・修飾語を明確にする精読
- 同じ文章を3回読むことで構造をつかむ
- 慣れてきたら、Part7の長文を時間を計って読む訓練へ
「読める実感」を得ると、リーディングが楽しくなります。
著者が続けた週間スケジュール例


私がスコア390点から670点まで伸ばしたときの「1週間の学習スケジュール」をまとめました。平日は無理なく、土日は少しだけ負荷を上げるというリズムで、学習を習慣化できたのがポイントです。
曜日 | 内容 |
---|---|
平日 | 朝:リスニング対策の音読30分/夜:単語、文法問題30分 |
土曜 | 公式問題集の模試(時間計測)+復習 |
日曜 | 苦手分野の集中トレーニング(精読・文法など) |
このスケジュールは、あくまで一例です。ライフスタイルに合わせて「朝型 or 夜型」「週末集中 or 平日分散」など柔軟に調整してOKです。
TOEIC初心者にとって、最初の1年間は“基礎を身につける期間”です。この地道な積み重ねが、600点超えの土台となります。
1年でスコアが上がる人と、上がらない人の違い【失敗例も紹介】


同じように「1年間TOEICを勉強した」と言っても、200点以上スコアが上がる人と、ほとんど変わらない人がいます。この差は、才能ではなく「学習のやり方・習慣」によって生まれます。
ここでは、著者の実体験と観察から見えてきた「伸びる人・伸びない人」の特徴を比較してみましょう。
スコアが上がる人の特徴
- 毎日少しでも英語に触れている
- 1日30分でもOK。とにかく“空白期間”を作らない。
- 1冊の教材を何周も使っている
- 「わかる」まで繰り返す。広く浅くではなく、狭く深く。
- 模試を定期的に解いている
- 本番形式の問題で弱点が見え、改善のPDCAが回る。
- 自分の学習を記録している
- 勉強時間や感想をメモ。習慣化と振り返りにつながる。
著者もこの4つを意識したことで、後半の3ヶ月で850点まで到達できました。
スコアが上がらない人の特徴
- 教材をころころ変える
- 「これじゃダメかも」と思い、結果的に何も身についていない。
- 復習をしていない
- 間違えた問題を放置すると、同じミスを繰り返す。
- 模試を1回も解かない
- 本番での時間感覚や形式に慣れず、大幅に失点。
- 週末だけまとめて勉強する
- 短期集中では知識が定着しづらく、忘却も早い。
特に「週末だけTOEIC」では、1年間やっても成果が出ないケースが多く見られます。
著者がやってよかった学習習慣(実例)
- 朝は音読、夜は単語の暗記とルーティンを決める
- 月に1回、公式問題集で模試を実施(時間を計測)
- 1週間単位で目標と振り返りを実施(ミスの傾向を分析)
- 学習内容と時間を日ごとに記録(モチベ維持に効果的)
「うまくできなくても、やったことを記録 → 改善」という流れが、着実な成長を生みました。
【まとめ】TOEICは1年で変われる。まずは100時間、そして継続



TOEICは、努力がスコアに直結しやすいテストです。
特に初心者であれば、1年で200〜300点アップも十分に現実的。私自身も、390点からスタートして1年間“ゆるく”学習を続けただけで670点まで到達できました。
そしてその後、3か月間本気で取り組んだことで850点を達成。
この経験から言えることは、「英語が苦手でも、やれば必ず伸びる」というシンプルな事実です。
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