at / in / on どれを使う?時間と場所で迷う前置詞の使い分けイメージ

at Tokyo と in Tokyo、どっちが正しいの?
on the train と in the train、どっちを使うの?
テレビの前置詞はなぜ on TV なの?
夜は at night? in the night?

このような疑問を持ったことはありませんか?

at / in / on は英語ではよく使う前置詞ですが、意味が似ていてまぎらわしいですよね。

そこでこの記事では、時間と場所に使う at / in / on の違いを、図やイメージでわかりやすく解説します。

「ルール」だけでなく、「こんなふうにイメージすればいいんだ!」と感覚でつかめるようになりますよ。

最後まで読めば、at / in / on の使い分けでもう迷わなくなるはずです!

目次

基本から整理!at / in / on の使い分けルール

英語の前置詞「at / in / on」は、すべて日本語に翻訳すると「〜で」になるため、違いがわかりにくいと感じる人も多いと思います。

まずは at / in / on の「時間」と「場所」での使い方にしぼって、基本の考え方から具体的な例までをやさしく解説していきます。迷ったときにすぐ使えるように、感覚+例文セットで理解できるようにまとめています。


at / in / on の基本イメージ

前置詞 at / in / on は、「場所や時間をどう見るか・どんな感覚でとらえるか」によって使い分けます。

前置詞イメージ例文(場所)
at点を示すat the station (駅という地点)
in中にあるin the room (部屋の中)
on上に付いているon the table (テーブルの上)

「at」は、地図にピンで刺すような「場所の一点」を表します。「in」は、部屋や箱の中のように「何かに囲まれた空間」にあることを示します。「on」は、机や壁のような「表面にくっついている状態」を表します。

at
× = 一点
(ピンポイントの位置)
in
内側にある
(囲まれた空間の中)
on
上にある
(面に接している)

時間の使い分け

前置詞意味
atat 7:00 / at nightぴったり決まった時刻や短い瞬間
inin July / in the morning / in 2025月や年、朝・昼・夜などの時間帯や期間
onon Monday / on May 3曜日や特定の日付

英語の前置詞「at」「in」「on」は、時間を表すときにそれぞれ異なる使い方をします。


「at」は、ピンポイントの時間を表すときに使います。たとえば、「7時ちょうど」や「夜の時間帯」など、特定の瞬間や短い時間を指します。

The train leaves at 6:30.
電車は6時30分に出発します。

「in」は、ある程度の長さを持つ時間に使われます。具体的には、月、年、そして朝・昼・夜といった時間帯などがこれに該当します。

My birthday is in July.
私の誕生日は7月です。

「on」は、カレンダーに載っているような日付や曜日など、1日単位の時間を指すときに使われます。

I have a meeting on Monday.
月曜日に会議があります。

場所の使い分け

前置詞意味
atat the station / at the door特定の「地点」や「場所」を示す。人が集まる場所、入り口などによく使われる。
inin the room / in Tokyo「何かの中に入っている」状態。部屋の中、都市の中など、囲まれた空間や広い範囲に使う。
onon the table / on the screen「何かの上に接している」状態。テーブルの上、画面の上など、表面にくっついているイメージ。

英語の前置詞「at」「in」「on」は、場所を表すときにもそれぞれ異なる意味を持ちます。


「at」は、建物の入り口や人が集まる場所など、ある地点をピンポイントで示すときに使います。

She is waiting at the door.
彼女はドアのところで待っています。

「in」は、何かに囲まれた空間の中や、内部に入り込んでいるイメージを表します。建物の中、都市の中、箱の中などがこれにあたります。

He is in the kitchen.
彼はキッチンにいます。

「on」は、物の表面に接している状態を表すときに使います。たとえば、机の上、壁、画面の上などがその対象です。

The book is on the table.
本はテーブルの上にあります。

これで迷わない!覚え方のコツとよくある間違い

at / in / on 覚え方のコツ(時間編・場所編)

前置詞の使い分けはルールだけでなく「感覚」も大事です。特に at / in / on は、それぞれが持つイメージを理解するとぐっと覚えやすくなります。


時間に使う at / in / on の覚え方

at は時計の長針がピンポイントの時間を刺すような「地点」に使われます。

in は時計における範囲の時間帯をイメージしましょう。

on はカレンダーが壁にくっついていて、日付や曜日を表す、と覚えましょう。

at(ピンポイントの時間)
時計の「×」でピンポイントの時間を表します。
例:at 7:00, at night
in(広がりのある時間)
時間帯の中、つまり「範囲」を示します。
例:in the morning, in 2024
on(日付・曜日)
1
2
3
4
5
6
7
8
壁に貼られたカレンダーをイメージ。
例:on Monday, on July 5th

場所に使う at / in / on の覚え方

at は「場所の目印」や「集合地点」を表します。

in は「何かに囲まれている感じ」があるときに使います。

on は「上にのっている」「表面にくっついている」ときに使います。

at(地点・目印)

「場所の目印」や「集合地点」に使います。

in(囲まれた空間)

「何かに囲まれている感じ」があるときに使います。

on(表面に接している)

「上にのっている」「表面にくっついている」ときに使います。

前置詞の使い分けに慣れるには、このように実際の風景や動作を思い浮かべながら覚えるのが効果的です。

よくある間違いパターン一覧

英語の前置詞はシンプルなようで、実際には細かいルールや例外がたくさんあります。

ここでは、at / in / on に関して、特に学習者が間違えやすい表現とその正しい使い方を一覧にまとめました。

理由もあわせて確認しながら、感覚をつかんでいきましょう。

間違い表現正しい表現解説
in the buson the busバスなどの交通手段では “on” を使うのが一般的です
at Japanin Japan国や都市などの広い場所は “in” を使います
in the tableon the tableテーブルのような表面にあるものには “on” を使います
at the morningin the morning“morning(朝)” は時間帯なので “in” を使います
on the nightat night一般的な「夜」には慣用表現として “at night” を使います
in the TVon TVテレビ画面に映っているイメージなので “on” を使います
at the carin the car車のような個室空間には “in” を使います
in the websiteon the websiteウェブサイトは「画面に乗っている」感覚で “on” を使います
in the pageon the pageページ上の情報には “on” を使います(表面の感覚)
on Sunday nightat night / on Sunday文脈によって使い分けが必要。”夜”なら at night、”日付”なら on Sunday

【補足】at Tokyo と in Tokyo の違い

一般的に、in Tokyo は都市や国のような広い範囲を「中」として捉える場合に使われます。

たとえば、I live in Tokyo.(私は東京に住んでいます)のように、その都市の中で生活しているという意味合いになります。

一方で、at Tokyo は会場など、東京という場所をピンポイントの「地点」として表す場合に使われます。

たとえば、The event will be held at Tokyo Big Sight.(イベントは東京ビッグサイトで開催されます)のように、特定の場所を指し示すときに用いられます。

in Tokyo(空間の中)

I live in Tokyo.
私は東京に住んでいます。

at Tokyo(地点・スポット)

The event will be held at Tokyo Big Sight.
イベントは東京ビッグサイトで開催されます。

【補足】at night と in the night の違い

at night は、一般的な「夜」という時間帯を指すときに使われます。たとえば、I study at night.(私は夜に勉強します)のように、習慣的・日常的な行動を述べる場面で用いられます。

一方で、in the night は、夜の間に何かが起きたというような状況、つまり特定の出来事や非日常的な場面を表すときに使われます。たとえば、I woke up in the night.(夜中に目が覚めた)のように、出来事や異変を述べる文で使われることが多いです。

つまり、「at night」は習慣的・一般的な夜を指し、「in the night」は事件や専門的な場面での夜を表すという使い分けになります。

at night
一般的な「夜」という時間帯を指す
I study at night.
私は夜に勉強します。
in the night
「夜の間に起きた事」を指す
I woke up in the night.
夜中に目が覚めた。

ネイティブがよく使う前置詞表現と例文集

ここまでで at / in / on の使い分けについてはしっかり理解できたと思います。 あとは、ネイティブがよく使う定番のフレーズをいくつか押さえておくことで、実際の会話でも自然に前置詞が使えるようになります。

ここでは、場所と時間それぞれにおけるよく使われる表現と例文を紹介します。


よく使われる “at” の表現(場所・時間)

表現意味・状況
at home家にいるとき
at school学校にいる/通っているとき
at work仕事中・職場にいるとき
at 6:006時ぴったりに
at night夜に(一般的な時間帯)

例文

I’m at home now.
今、家にいます。
She is at work until 6
彼女は6時まで仕事中です。
The meeting starts at 6:00.
会議は6時に始まります。

よく使われる “in” の表現(場所・時間)

表現意味・状況
in the room部屋の中にいる
in the city都市・町の中にいる
in the car車の中に乗っている
in the morning朝に
in April4月に
in 20242024年に

例文

He is cooking in the kitchen.
彼はキッチンで料理中です。
I was born in 1990.
私は1990年生まれです。

よく使われる “on” の表現(場所・時間)

表現意味・状況
on the tableテーブルの上
on the wall壁に(何かが掛かっている・貼られている)
on the busバスに乗っているとき
on Monday月曜日に
on July 107月10日に
on the weekend週末に(※アメリカ英語)

例文

Your keys are on the table.
鍵はテーブルの上にあるよ。
I have a meeting on Friday.
金曜日に会議があります。

これらは一つひとつが、ネイティブの会話でよく使われる「セット表現」なので、個別に覚えるのではなく “at night” や “on Monday” のように “前置詞+名詞” で丸ごと覚えてしまうのが効果的です。

まとめ:at / in / on の違い、これでバッチリ!

英語の前置詞 at / in / on は、すべて「〜で」と訳されますが、使い分けのコツはイメージです。

ぬこ(筆者)

今回のポイントをまとめるよ

  1. 場所のイメージ
    at:場所の「点」や入り口 → at the station(駅のあたりに)
    ・in:「中に入っている」 → in the room(部屋の中)
    ・on:「上にのっている・接している」 → on the table(テーブルの上)
  2. 時間のイメージ
    at:ぴったりの時間 → at 7:00, at night
    ・in:まとまりのある時間帯 → in the morning, in July
    ・on:カレンダーで見える日 → on Monday, on July 10
  3. よくある間違い
    ×in the bus → 〇 on the bus
    ×at Japan → 〇 in Japan
    ×in the table → 〇 on the table
  4. セットで覚えよう
    at home, at school, at 6:00
    in the car, in April, in the city
    on the table, on Monday, on TV

覚え方のポイントは「ルールより感覚」。前置詞はイメージ+例文で慣れていくのが一番です。

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