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英語で「~に慣れている」てどう言うの?

英語で「~に慣れている」
を表す代表フレーズはこれ!
- I am used to + 動名詞「~に慣れている」
例文:I am used to waking up early.
(私は早起きに慣れています)
英語で「~に慣れている」と言いたいときは、I am used to + 動名詞といったフレーズを覚えておくとよいでしょう。
しかし、英語には「慣れている」や「習慣」を表す表現がいくつもあります。それぞれの使い方やニュアンスを正しく理解することで、よりネイティブのように英語が使えるようになります。
そこで本記事では、「~に慣れている」といった習慣に関する英語フレーズを6つ厳選してご紹介します。ぜひ、自分の日常や経験に合わせて使い分けられるようになりましょう。
「~に慣れている」現在の習慣や慣れを表す英語表現
はじめに「~に慣れている」「~に詳しい」など、現在の習慣や慣れを表す英語表現4選について説明します。
以下は、4つの表現の違いについてまとめたものです。
表現 | 日本語 | ニュアンス | 使われる頻度 |
---|---|---|---|
I + 動詞の原形 | ~する | 習慣 | ★★★★★ |
I am used to + 動名詞 | ~に慣れている | 慣れている | ★★★★★ |
I’m familiar with + 名詞 | ~に詳しい | よく知っている | ★★★★★ |
I’m accustomed to + 名詞/動名詞 | ~に慣れている | 慣れている | ★★★★☆ |
順番に、各表現の使い方やニュアンスの違いについて説明します。
I + 動詞の原形(~する)
I + 動詞の原形 = ~する(習慣)
I + 動詞の原形の例文
I go for a run every morning.
私は毎朝ジョギングをします。
I clean my house every weekend.
私は毎週末に家を掃除します。
I + 動詞の原形の解説
英語を勉強し始めると、まず「I + 動詞の原形」の形を習いますよね。実はこれ、ただの文型ではなく、「普段の習慣」を表すとても大切な表現です。



I drink coffee before starting work.
(私は仕事を始める前にコーヒーを飲みます。)
この表現はとてもシンプルで、「I」の後に動詞の原形を続けるだけです。ただし、「he, she, it」のような三人称単数のときは動詞に「s」をつける必要があります。
たとえば、「I play soccer.(私はサッカーをします)」は「He plays soccer.(彼はサッカーをします)」に変わります。ここは間違いやすいので注意しましょう。
主語 | 動詞の形 | 例文 |
---|---|---|
I | 動詞の原形 | I play soccer. |
He / She / It | 動詞 + s | He plays soccer. |
We / You / They | 動詞の原形 | They play soccer. |
また、「I often(よく)」「I sometimes(時々)」「I always(いつも)」のような副詞を加えると、頻度を伝えることもできます。
頻度を示す副詞の一覧(クリックで展開できます)
副詞 | 日本語訳 | 頻度のイメージ |
---|---|---|
always | いつも | 100%(常に) |
usually | 普段は、たいてい | 80~90%(ほとんどの場合) |
often | よく | 60~70%(頻繁に) |
sometimes | 時々 | 40~50%(時折) |
occasionally | 時折 | 20~30%(たまに) |
rarely | めったに~しない | 10~20%(ほとんどない) |
seldom | めったに~しない | 10~20%(ほとんどない) |
hardly ever | ほとんど~しない | 5~10%(めったにない) |
never | 一度も~しない | 0%(絶対にない) |
この表現は、習慣を表すときの基本的な表現としてしっかりとマスターしておきましょう。
I am used to + 動名詞(~に慣れている)
I am used to + 動名詞 = ~に慣れている(慣れている)
I am used to~の例文
I am used to waking up early.
私は早起きに慣れています。
I am used to speaking in front of a large audience.
私は大勢の前で話すことに慣れています。
I am used to~の解説
「I am used to + 動名詞」は、「~に慣れている」という状態を表す表現です。
「used to」の発音は2つの単語がつながって「ユーストゥ」となります。
この表現のポイントは、「to」の後に動詞の原形ではなく、動名詞(動詞のing形)が続くことです。たとえば、「I am used to waking up early.(早起きに慣れています)」のように使われます。
「used to」はここでは「慣れている」という意味で使われています。この場合は形容詞です。
でも、同じ「used to」でも、「I used to + 動詞の原形」という形になると、「以前は~していた」という過去の習慣を表します。
この2つは文法が違うので、混同しないようにしましょう。
間違えやすい2つの「used to」の使い方
・I am used to + 動名詞
意味:~に慣れている
例:I am used to waking up early.
(私は早起きに慣れています。)
・I used to + 動詞の原形
意味:以前は~していた
例:I used to wake up early.
(以前は早起きしていました。)
なぜuseが習慣を表すのか
「use」という動詞は「使う」という意味です。では、「used to」という表現が「慣れている」という意味になる理由を、もう少し詳しく見てみましょう。
「used to」の「used」は、もともと「使われる」という考えからきています。
例えば、「I am used to waking up early.(私は早起きに慣れています)」という場合、「早起きすることに使われている=慣れている」という感覚です。
何度も繰り返すうちに、その行動が自然にできるようになる、つまり「慣れる」ことを表しています。
日本語でも「体が覚えている」という表現がありますよね。それと同じように、「used to」には「何かを繰り返して、自然にできるようになる」という意味が含まれているのです。


I’m familiar with + 名詞(~に詳しい)
I’m familiar with + 名詞 = ~に詳しい(よく知っている)
I’m familiar with~の例文
I’m familiar with the rules of basketball.
私はバスケのルールに詳しいです。
I’m familiar with Japanese culture.
私は日本文化に詳しいです。
I’m familiar with~の解説
「I’m familiar with + 名詞」は、「~に詳しい」「~をよく知っている」という意味です。
たとえば、「I’m familiar with Japanese culture.(私は日本文化に詳しいです)」のように、自分がよく知っていることを伝えるときに使います。
「familiar」という単語は「親しみがある」「慣れ親しんでいる」という意味を持っています。
気をつけたいのは、「familiar with」と「familiar to」の違いです。
「I’m familiar with ~」は「自分が~をよく知っている」という意味ですが、「~ is familiar to me」は「~が私にとって馴染みがある」という意味になります。
たとえば、「This song is familiar to me.(この曲は私にとって馴染みがあります)」のように使います。この違いを覚えておくと便利です。
I’m accustomed to + 名詞/動名詞(~に慣れている)
I’m accustomed to + 名詞/動名詞 = ~に慣れている(慣れている)
I’m accustomed to~の例文
I’m accustomed to working late hours.
私は遅くまで働くことに慣れています。
I’m accustomed to the cold weather in winter.
私は冬の寒い天候に慣れています。
I’m accustomed to~の解説
「I’m accustomed to + 名詞/動名詞」という表現は、「~に慣れている」という意味で使われます。
「accustomed to」の発音は「アカスタムトゥ」となります。「use to」と同様に、こちらも2つの単語をつなげて発音するのが自然です。
この「accustomed」という単語は「慣れている」や「習慣になっている」という意味を持ち、日常的に行っていることや、時間が経つことで自然にできるようになったことを表現する際に便利です。
文法的に、この表現では「accustomed to」という形で「to」の後に名詞や動名詞が続きます。



I’m accustomed to working late.
(私は遅くまで働くことに慣れています)
「accustomed」の語源は「習慣にする」という意味の「custom」に関連しています。そのため、「何度も繰り返すことで、それが当たり前のこととして定着する」というニュアンスが含まれています。
この表現は、「I’m used to + 動名詞」と似ていますが、少し違いがあります。
I’m used to」は「だんだん慣れてきた」という柔らかい感じを表し、「I’m accustomed to」は「もうすっかり慣れている」というしっかりした感じを表します。
「~に慣れてきた」変化や過去の習慣を表す英語表現
続いて「~に慣れてきた」「以前は~した」と、変化の慣れや過去の習慣を表す英語表現を2つ紹介します。
これらも便利な表現なのでぜひマスターしましょう。
表現 | 日本語 | ニュアンス | 使われる頻度 |
---|---|---|---|
I’m getting used to + 名詞/動名詞 | ~に慣れてきた | 慣れ始めている | ★★★★☆ |
I used to + 動詞の原形 | 以前は~したものだ | 過去の習慣 | ★★★☆☆ |
I’m getting used to + 名詞/動名詞(~に慣れてきた)
I’m getting used to + 名詞/動名詞 = ~に慣れてきた(慣れ始めている)
I’m getting used to~の例文
I’m getting used to living alone.
私は一人暮らしに慣れてきました。
I’m getting used to the new working environment.
私は新しい職場環境に慣れてきました。
I’m getting used to~の解説
「I’m getting used to + 名詞/動名詞」という表現は、「~に慣れはじめている」という意味です。
たとえば、「I’m getting used to living alone.(一人暮らしに慣れてきました)」と言えば、完全じゃないけれど少しずつ一人暮らしに慣れてきたことを表します。
このフレーズでは、「getting used to」が「慣れてきている」という進行中の状態を表しています。そして、「to」の後には動名詞(動詞のing形)が続きます。
「I’m used to」の違いも整理しておきましょう。「I’m getting used to」は「慣れてきている」という途中の状態を表し、「I’m used to」は「もう慣れている」という状態を表します。
I used to + 動詞の原形(以前は~していた)
I used to + 動詞の原形 = 以前は~したものだ(過去の習慣)
I used to~の例文
I used to play the piano when I was a child.
私は子供の頃、ピアノを弾いていました。
I used to go hiking every weekend.
私は毎週末ハイキングに行っていました。
I used to~の解説
「I used to + 動詞の原形」という表現は、「昔は~していた」という過去の習慣や行動を表すときに使います。
この表現は、「今はもうしていないけれど、以前はよくやっていたこと」を伝えたいときに便利です。
たとえば、「I used to play the piano when I was a child.(私は子供の頃、ピアノを弾いていました)」と言うと、ピアノを弾いていたのは過去の話で、今は弾いていないということがわかります。
「used to」の後には動詞の原形が続くことに注意してください。
他の「I’m used to + 動名詞」や「I’m getting used to + 動名詞」では「to」が前置詞として働くため、その後に動名詞(動詞のing形)が続きます。
一方、「I used to」の「to」は不定詞の一部として使われているため、動詞の原形が来ます。
種類 | 役割 | 後に続く形 | 例文 |
---|---|---|---|
不定詞「to」 | 動詞とセットで使われ、 「~するために」「~すること」 といった意味を作る | ・動詞の原形 | I used to play the piano. (私は以前ピアノを弾いていました。) |
前置詞「to」 | 前置詞として働き、「~に」 「~へ」などを意味する | ・名詞 ・動名詞 | I’m used to playing the piano. (私はピアノを弾くことに慣れています。) |
まとめ:習慣を表す英語表現を覚えて英語力を高めよう!



今回の表現をまとめるよ!
- 現在の習慣や慣れを表す表現
– I + 動詞の原形:「~する」→ 普段の習慣を表す基本表現
– I am used to + 動名詞:「~に慣れている」→ 現在の慣れた状態を表す
– I’m familiar with + 名詞:「~に詳しい」→ 知識や経験を強調
– I’m accustomed to + 名詞/動名詞:「~に慣れている」→ 長期間の慣れや習慣を表す - 慣れてきた変化や過去の習慣を表す表現
– I’m getting used to + 名詞/動名詞:「~に慣れてきた」→ 進行中の変化を伝える
– I used to + 動詞の原形:「以前は~していた」→ 過去の習慣や行動を表す
この記事では、「~に慣れている」や「以前は~していた」といった英語表現について詳しく説明しました。
今回紹介した表現はどれも、私が英語話者の会話の中で実際に聞いたことがあるものです。
ぜひ、経験を伝えるときに自信をもってこれらのフレーズを使ってみましょう!
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