「take care of」って、中学で習ったはずなのに、なぜかピンとこないときありませんか?
たとえば、
- take care of the kids(子どもの世話をする)
- take care of this issue(この件を処理する)
- take care of everything(全部やっておく)
など、人や物、仕事など幅広い対象に使えるのが特徴です。
でも、
- なんで of がつくの?
- look after との違いは?
- 人以外にも使っていいの?
など、細かいニュアンスに迷うことも多い表現です。
この記事では、そんな「take care of」の意味・使い方・例文・覚え方を、イメージでスッと理解できるように解説していきます。
“take care of” の意味は「世話をする/対処する」

take care of の意味は、「〜の世話をする、対処する、処理する」です。
「誰かや何かに気を配って、責任をもって対応する」というニュアンスで、人・動物・モノ・仕事・トラブルなど幅広く使える便利なフレーズです。
なぜ「take care of=世話する」になるの?

「take care of」は「世話をする」「対処する」と習いますが、なぜこの3語の組み合わせがそんな意味になるのか考えたことはありますか?
こうした疑問を持つことは、ただ丸暗記するよりも、表現の理解が深まり、記憶にも残りやすくなります。ここでは、「take」「care」「of」の意味をひとつずつ分解して、表現の背景にある“イメージ”を見ていきましょう。
単語 | イメージ |
---|---|
take | 手に取る、引き受ける |
care | 注意、気遣い、心配 |
of | 〜に対して |
→ 組み合わせると、「対象に対して、気遣いや注意を引き受ける」というイメージが浮かびます。つまり、「その人(モノ)の面倒を引き受ける」=世話・対処する という意味になるのです。
take(引き受ける)+ care(気遣い)+ of(〜に対して)
似た表現「look after」との違いも知っておこう
表現 | ニュアンス | よく使う場面 |
---|---|---|
take care of | しっかり責任をもって対処する(ややフォーマル) | 仕事、事務、依頼など広範囲 |
look after | 日常的に気を配る(カジュアル) | 子ども・ペットなどの世話に多い |
take care of は、物事やトラブル、手続きなどにも使えますが、
look after は主に人や動物など「生命のあるもの」が対象になりがちです。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
英語には、「よく一緒に使われる語の組み合わせ(コロケーション)」があります。
これは「単語と単語の自然なつながり方」のようなもので、ネイティブが無意識に使っている“型”とも言えます。
たとえば、「世話をする」と言いたいとき、
- take care of a child
- take care of a plant
のように、「take care of」のあとに来る言葉は、よく決まった形があります。
このコロケーションを一緒に覚えることで、実際の会話でもすぐに使えるようになります。丸ごとフレーズで覚えるのが、英語表現を“使える知識”に変えるコツです。
組み合わせ例 | 意味 | シチュエーション |
---|---|---|
take care of the kids | 子どもの世話をする | 家事・育児 |
take care of a plant | 植物の世話をする | 趣味・日常 |
take care of everything | すべて対応する | 仕事の代理など |
take care of this issue | この問題に対応する | ビジネス・クレーム処理 |
take care of yourself | 体に気をつけてね | あいさつ・別れ際の定型句 |
“take care of”を使った例文
“take care of” がどんなふうに使われるのか、英文と日本語訳で確認してみましょう。
ここでは、家庭や仕事などで実際に使われるシーンを想定しています。「子どもの世話を頼まれたとき」「仕事で準備を任されたとき」など、状況を思い浮かべながら読むと、表現のニュアンスがよりつかみやすくなります。

まとめ:”take care of” は「世話をする・対処する」

今回の表現はこれでばっちり!
- take care of は「〜の世話をする・対処する」という意味
- 人・動物・植物・仕事・問題など、幅広い対象に使える
- 「take(引き受ける)+ care(気遣い)+ of(〜に対して)」で意味をイメージすると覚えやすい
- カジュアルな「look after」との違いにも注意
- よく使われるチャンク(型)で覚えるのが効果的
例:take care of everything / take care of yourself
英語のフレーズは、意味だけでなく「なぜその意味になるのか」を理解することで、ぐっと使いやすくなります。
今回の「take care of」も、コツを押さえて実践でどんどん使っていきましょう。
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