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英語で何かお願いしたい!

英語で「~してください」
迷ったときのおすすめフレーズはこれ!
- 友人との会話 Can you~?
例文:Can you help me with this?
(これ手伝ってくれる?) - 丁寧に言いたい時 Could you~?
例文:Could you send me the report?
(レポートを送っていただけますか?)
英語で誰かに「~してください」とお願いする場面は、日常生活でも仕事の場面でも頻繁にありますよね。
しかし、英語では表現の仕方によって丁寧さや印象が大きく変わるため、使い分けがとても大切です。
たとえば「Can you~?」のようなカジュアルな表現や、「Would you mind~?」のように相手の負担を気遣う丁寧なフレーズです。
この記事では、友人との会話やフォーマルなシーンで使える「~してください」の英語表現を10個ご紹介します。
それぞれの表現のニュアンスや使いどころを丁寧に解説しているので、ぜひ覚えておきましょう。
ニュアンスの違い:「~してください」10個の英語表現
英語で「~してください」と依頼する際に便利な表現をまとめました。ニュアンスの列にそれぞれの表現のイメージをひとことで表しています。
たとえば、「Can you + 動詞の原形?」や「Will you + 動詞の原形?」はカジュアルな依頼に適しており、友達や親しい関係で使いやすい表現です。
一方、「Would you mind + 動名詞?」や「I’d appreciate it if you could + 動詞の原形」は、より丁寧でフォーマルな依頼を伝えたい場面でよく使われます。
表の「使われる頻度」は筆者の職場での経験をもとに評価しています。頻度の高いフレーズから順に覚えていきましょう。
それぞれのニュアンスや使い方の違いを理解し、状況に応じて適切な表現を使い分けてみてください。
表現 | 日本語 | ニュアンス | 使われる頻度 |
---|---|---|---|
Can you + 動詞の原形? | ~してくれる? | カジュアルな依頼 | ★★★★★ |
Will you + 動詞の原形? | ~してくれる? | カジュアルな依頼 | ★★★★★ |
Please + 動詞の原形 | ~してください | 指示 | ★★★★☆ |
Make sure to + 動詞の原形 | 必ず~してください | 念押し | ★★★★☆ |
Would you + 動詞の原形? | ~していただけますか? | 丁寧な依頼 | ★★★★★ |
Could you + 動詞の原形? | ~していただけますか? | 丁寧な依頼 | ★★★★★ |
Would you be able to + 動詞の原形? | ~していただけますか? | 可能かをうかがう | ★★★☆☆ |
Would you mind + 動名詞? | ~していただけますか? | 相手への負担を確認 | ★★★★☆ |
Please ensure that + 文 | ~を確認してください | 注意喚起 | ★★★☆☆ |
I’d appreciate it if you could + 動詞の原形 | ~していただけると ありがたいです | 遠まわしな依頼 | ★★★☆☆ |
友達などに「~してくれる?」と英語で言う表現
友達や親しい人に何かをお願いするとき、英語でシンプルに伝えられる表現を知っておくと便利です。
英語では、カジュアルに「~してください」とお願いする表現がいくつか存在します。ここでは、その中でも特に使用頻度が高いフレーズを4つ紹介します。
これらをマスターすることで、より簡単に依頼できるようになりますよ。
- Can you + 動詞の原形?
- Will you + 動詞の原形?
- Please + 動詞の原形
- Make sure to + 動詞の原形
Can you + 動詞の原形?
Can you + 動詞の原形? = ~してくれる?(カジュアルな依頼)
Can you~ の例文
Can you bring me some cold water?
冷たい水を持ってきてくれる?
Can you call me tonight?
今夜電話してくれますか?
Can you~ の解説
「Can you + 動詞の原形?」は、シンプルかつ直接的にお願いをする表現です。
このフレーズは「Can」(~できる)という助動詞を使っており、本来は「能力」を尋ねる表現です。しかし、日常英会話では「お願い」の意味として使われることが一般的です。
「Can you」はシンプルで覚えやすく、すぐに使える便利な表現です。特にカジュアルな関係ではよく使われるため、迷ったらこれを使うのが無難です。
OKの場合は、「Sure.(もちろん)」「Of course!(もちろんです)」のように返すのが自然です。



Can you teach me English?
英語を教えてくれる?



Sure.
もちろん
断る場合は「I’m afraid I can’t.(申し訳ないけどできません)」など、柔らかい表現を使うのが無難でしょう。
カジュアルなお願いにはとても便利な表現なので、ぜひ積極的に使ってみてください。
Will you + 動詞の原形?
Will you + 動詞の原形? = ~してくれる?(カジュアルな依頼)
Will you~ の例文
Will you wake me up at 6 a.m. tomorrow?
明日6時に起こしてくれる?
Will you switch your phone to silent mode?
マナーモードにしてくれる?
Will you~ の解説
「Will you + 動詞の原形?」は、友達や親しい人に「~してくれる?」とお願いするときに使える表現です。
「Will you」は本来、未来の意志を疑問文ですが、日常会話では「~してくれない?」とお願いする意味でよく使われます。
友達同士で使うにはぴったりですが、「やってくれるつもりある?」と直接的に聞いている感じなので、少し強く聞こえる場合もあります。
例えば、「Will you close the window?(窓を閉めてくれる?)」はカジュアルですが、目上の人や仕事の場面で使うとぶっきらぼうに感じられることがあります。
そのような場面では「Would you~?」や「Could you~?」のようなより丁寧な表現を使いましょう。
この表現も「Can you」と同様にシンプルで覚えやすいですね。使いどころを見極めて、実際の会話でぜひ使ってみましょう。
Please + 動詞の原形
Please + 動詞の原形 = ~してください(指示)
Please~ の例文
Please open the window.
窓を開けてください
Please enter your password in the email account settings.
メールアカウント設定でパスワードを入力してください
Please~ の解説
「Please + 動詞の原形」も、シンプルにお願いするための英語表現です。おそらく「~してください」と聞いて一番はじめに思いつく表現なのではないでしょうか。
この言い方は簡潔で使いやすく、日常会話からフォーマルな場面まで幅広く使えます。
「Please」は、もともと「喜ばせる」「満足させる」という意味を持つ動詞「please」から来ています。14世紀のフランス語「plaire(喜ばせる)」が語源のようです。
この背景から、「Please」は「あなたがそうしてくれると私は嬉しい」というニュアンスを含んでいます。そのため、「~してください」とお願いする意図で使われるのです。
「Please」は一般的に丁寧さを表しますが、文脈や声のトーンによっては命令のように聞こえることがあります。



Please be quiet.
静かにしてください。(指示に近い)



…
そのため、ビジネスシーンや目上の人には他の表現を使ったほうがよいでしょう。
このように、「Please + 動詞の原形」は便利な表現ですが、場面に応じて使い分けることが大切です。
Make sure to + 動詞の原形
Make sure to + 動詞の原形 = 必ず~してください(念押し)
Make sure to~ の例文
Make sure to lock the door.
必ずドアの鍵をかけてください
Make sure to check your credit card details on Amazon.
Amazonでクレジットカードの情報を確認してください
Make sure to~ の解説
「Make sure to + 動詞の原形」は、「必ず~してください」と、何かを確実に行うよう強調して伝える表現です。
この表現は、特に注意喚起や念押しをしたい場面でよく使われます。
文法的なポイントは、「make sure」が「確実にする」という意味のフレーズであることです。「to + 動詞の原形」が続くことで、「確実に~するように」という依頼や指示を表します。
「Make sure to」は、命令に近いニュアンスを持つため、友達や同僚に対しては自然ですが、目上の人やフォーマルな場面では注意が必要です。
この表現は特に、タスクの確認や締め切りの念押しに適しています。使いどころを見極めて使ってみてください。
丁寧に「~してください」と英語で言う表現
目上の人や職場での依頼など、丁寧さが求められる場面があると思います。こういったとき、英語では直接的すぎる表現を避け、柔らかく伝えることが求められます。
日本語でも、表現の仕方によって印象が大きく変わりますよね。
直接的 → ドアを閉めて
丁寧 → 恐れ入りますが、ドアを閉めていただけますか?
英語でも同様で、「Please send me the report.(資料を送ってください)」はやや強い印象を与える場合があります。
そこで、「Could you send me the report, please?(資料を送っていただけますか?)」のように言い換えると、より丁寧で柔らかい依頼となります。
「Would you~?」や「Could you~?」などの表現を覚えておくと、日常会話からビジネスシーンまで、相手に敬意を示しながら依頼できるようになります。
以下は丁寧な言い方で使いやすいフレーズです。順番に例文付きで説明します。
- Would you + 動詞の原形?
- Could you + 動詞の原形?
- Would you be able to + 動詞の原形?
- Would you mind + 動名詞?
Would you + 動詞の原形?
Would you + 動詞の原形? = ~していただけますか?(丁寧な依頼)
Would you~ の例文
Would you help me with this task?
この作業を手伝っていただけますか?
Would you explain the situation to me?
状況を説明していただけますか?
Would you~ の解説
「Would you + 動詞の原形?」は、丁寧に「~していただけますか?」と依頼するときに使われる表現です。
友人同士のカジュアルな会話から、仕事の場面まで幅広く使えます。
「Would you」は、「Will you」の丁寧版として使われることが多いですが、文法的には「仮定法」の一種です。
直訳すると「~していただけるでしょうか?」のように、少し控えめで柔らかいニュアンスを持っています。そのため、目上の人やフォーマルな場面で使うのに適している言い方になります。
筆者も職場で資料の確認を依頼するとき、「Would you check this report before the meeting?(会議前にこのレポートを確認していただけますか?)」とお願いしたところ、自然で丁寧に伝わり、スムーズに協力してもらえました。
この表現は、丁寧にお願いをしたいときに非常に便利なので、ぜひ日常会話や仕事の場で活用してみてください。
Could you + 動詞の原形 ?
Could you + 動詞の原形? = ~していただけますか?(丁寧な依頼)
Could you~ の例文
Could you lend me 5,000 yen?
5,000円貸していただけますか?
Could you review the document?
この書類を確認していただけますか?
Could you~ の解説
「Could you + 動詞の原形?」も、「~していただけますか?」と丁寧にお願いする表現です。
この表現は「Can you」と似ていますが、「Could you」の方がより丁寧です。
文法的には「Could」は「Can」の過去形ですが、時制の過去ではなく、「より控えめで丁寧な依頼」として使われます。そのため、現在のお願いにも使うことが出来ます。
「Could you」と「Would you」の違い
「Could you」と「Would you」はどちらも丁寧な依頼表現ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。
- Could you: 「物理的・能力的に可能か?」という確認に近いニュアンス
Could you carry this box for me, please?
(この箱を運んでいただけますか?) - Would you: 相手の意志や快諾を確認するニュアンス
Would you join us for dinner?
(夕食にご一緒していただけますか?)
「Could you + 動詞の原形?」は、特に丁寧にお願いしたいビジネスシーンや、相手の立場を尊重したい場面でとても便利です。
ぜひこの表現もマスターしましょう。
Would you be able to + 動詞の原形?
Would you be able to + 動詞の原形? = ~していただけますか?(可能かをうかがう)
Would you be able to~ の例文
Would you be able to check the email?
そのメールを確認していただけますか?
Would you be able to join the meeting tomorrow?
明日の会議に参加していただくことは可能ですか?
Would you be able to~ の解説
「Would you be able to + 動詞の原形?」は、「~していただくことは可能ですか?」と丁寧に尋ねる表現です。
依頼の中でも特に控えめで丁寧な表現であり、相手に柔らかく配慮した印象を与えます。
この表現は、文法的には「Would you」に「be able to(~できる能力がある)」を組み合わせた形です。
「Could you」や「Would you」と比較すると、より柔らかく、相手の状況や都合を気遣うニュアンスが強くなります。そのため、ビジネスメールなどでよく使われる表現です。
Would you mind + 動名詞?
Would you mind + 動名詞? = ~していただけますか?(相手への負担を確認)
Would you mind~ の例文
Would you mind turning down the volume?
音量を下げていただけますか?
Would you mind assisting me with this report?
このレポートの作成を手伝っていただけますか?
Would you mind~ の解説
「Would you mind + 動名詞?」は、「~していただいてもよろしいですか?」と丁寧に依頼する表現です。特に、相手に負担をかける可能性のあるお願いをする際に使われます。
「Would you mind」の直後には動名詞(動詞のing形)が続きます。これは「~することを気にしますか?」という直訳が元になっているためです。
ただし、この表現は否定疑問文の形なので、「Yes」「No」の答え方に注意が必要です。
たとえば、次のような会話になります。筆者がカフェで実際に隣の席の人とした会話です。



Would you mind moving your bag?
カバンを移動してもらえますか?



Sure, no problem.
もちろん、大丈夫です。
この表現は、特に相手に負担をかける可能性がある依頼や、非常に丁寧にお願いしたい場面で便利です。
フォーマルに「~していただけますか?」と英語で言う表現
フォーマルな場面で「~してください」と英語でお願いする場合、より丁寧で慎重な表現が求められます。
たとえば、職場での上司への依頼やビジネスメール、イベントでの案内など、相手に敬意を示す必要がある状況では特に言葉選びが重要です。
英語では、「Please ensure that~」や「I’d appreciate it if you could~」のような表現が、そうした状況でよく使われます。
- Please ensure that + 文?
- I’d appreciate it if you could + 動詞の原形
Please ensure that + 文
Please ensure that + 文 = ~を確認してください(注意喚起)
Please ensure that~ の例文
Please ensure that all files are uploaded correctly.
すべてのファイルが正しくアップロードされていることを確認してください
Please ensure that your Bluetooth is enabled.
Bluetoothが有効になっていることを確認してください
Please ensure that~ の解説
「Please ensure that + 文」は、「~であることを確認してください」「必ず~してください」というニュアンスで、特にフォーマルな場面でよく使われる表現です。
正確さや責任が求められる状況で、相手に念押しする際に使用されます。
「ensure」は「確実にする」「確認する」という意味の動詞で、「Please ensure that」の後に「主語 + 動詞」の完全な文を続けるのが特徴です。
「that」は省略されることもありますが、フォーマルな文章では明示するのが一般的です。
このフレーズは、責任の所在を明確にするため、特にビジネスシーンで重宝されます。フォーマルな依頼が必要な際には、ぜひ取り入れてみてください。
I’d appreciate it if you could + 動詞の原形
I’d appreciate it if you could + 動詞の原形 = ~していただけるとありがたいです(遠まわしな依頼)
I’d appreciate it if you could~ の例文
I’d appreciate it if you could review this document before the meeting.
会議前にこの書類を確認していただけるとありがたいです
I’d appreciate it if you could help me with the device setup.
デバイスのセットアップを手伝っていただけるとありがたいです
I’d appreciate it if you could~ の解説
「I’d appreciate it if you could + 動詞の原形」は、「~していただけるとありがたいです」と、非常に丁寧に依頼する表現です。
「I’d」は「I would」の短縮形です。書き言葉や、よりフォーマルな印象を持たせたい場合は、「I would appreciate it if you could~」と省略せずに使うのが適切です。
このフレーズは、「I would appreciate it(私はそれを感謝します)」という丁寧な表現から始まり、「if you could + 動詞の原形(もし~していただけるなら)」と続きます。
それにより依頼の直接性をやわらげ、控えめで礼儀正しい印象になっています。
この表現は、ビジネスメールや丁寧に協力を求める場面でとても便利です。
まとめ:同じ「~してください」だけど場面によって使い分けよう!



今回の表現をまとめるよ!
- 友人や親しい人にお願いする表現
– Can you + 動詞の原形?:「~してくれる?」カジュアルでシンプル
– Will you + 動詞の原形?:「~してくれる?」フレンドリーな依頼
– Please + 動詞の原形:「~してください」直接的で簡潔
– Make sure to + 動詞の原形:「必ず~してください」念押しの表現 - 丁寧にお願いしたいときの表現
– Would you + 動詞の原形?:「~していただけますか?」丁寧な依頼
– Could you + 動詞の原形?:「~していただけますか?」丁寧な依頼
– Would you be able to + 動詞の原形?:「~していただくことは可能ですか?」さらに控えめ
– Would you mind + 動名詞?:「~していただいてもよろしいですか?」相手の負担を気遣う表現 - フォーマルで丁寧なお願いの表現
– Please ensure that + 文:「~を確認してください」ビジネスや公式な依頼
– I’d appreciate it if you could + 動詞の原形:「~していただけるとありがたいです」丁寧で配慮のある表現
今回は、「~してください」と英語で依頼するための表現を10個紹介しました。カジュアルな表現からフォーマルで丁寧な表現まで、状況に合わせて使い分けることが大切です。
友人や親しい人に頼むときには、「Can you~?」「Will you~?」のようなシンプルで直接的な表現が自然です。
丁寧にお願いしたい場合には、「Could you~?」「Would you~?」など、より柔らかく相手に配慮した表現が適しています。
フォーマルな場面やビジネスシーンでは、「Please ensure that~」や「I’d appreciate it if you could~」など、敬意を示しつつ丁寧に依頼するフレーズが求められます。
英語での依頼表現は、言葉選びひとつで相手に与える印象が大きく変わります。
状況に応じた表現を覚え、日常会話やビジネスシーンで自信を持って使えるようにしていきましょう。
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