みなさんは「Would you like to ~?」という表現を見たことがありますか?
英語の教科書やレストランの接客フレーズなどで、一度は目にしたことがあるかもしれません。
実はこの「Would you like to ~?」は、相手に丁寧に何かを勧めたり、誘ったりするときにとても便利なフレーズです。
本記事では、外資系企業で働く筆者が実際のビジネス現場や日常会話で使っている経験をもとに、
「Would you like to ~?」の意味・使い方・例文をわかりやすく解説していきます。
初心者の方でもすぐに使えるように、似た表現との違いや、場面別の例文も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

今回の「Would you like to ~ ?」のように、英会話の基本フレーズはパターンで覚えることが大切です。
以下の記事では、日常の英会話で使われる必須の表現をジャンルごとにまとめています。
ぜひ全てマスターして、効率的に話せるようになりましょう!
Would you like to~の意味と使い方

Would you like to~の基本的な意味
Would you like to ~ は、「~しませんか?」や「~してみたいですか?」 という意味で、相手に丁寧に何かを勧めたり、誘ったりするときに使われる表現です。
Would you like to ~ =「~しませんか?」
「Would you like to~?」は以下のようなシーンでよく使われます。
たとえば、以下のような場面で使われます。
(ランチに行きませんか?)
(ミーティングを予定しましょうか?)
(メニューをご覧になりますか?)
(ここで写真を撮りませんか?)
Would you like to~の文法的な特徴
この表現は以下のような構造で成り立っています。
「would」は「will(~するつもり)」の丁寧な形で、相手に対して控えめに気持ちをたずねる役割を持っています。
「to」の後には必ず動詞の原形が続くことに注意してください。
Would you like to~を使った例文

日常会話で使える例文
この表現は、相手をカジュアルに食事や飲み物に誘いたいときによく使われます。
「grab」は「つかむ」という意味ですが、日常会話では「軽く食べる・飲む」というニュアンスでよく使われます。たとえば「grab lunch(ランチを軽く食べる)」や「grab a drink(飲みに行く)」といった使い方が一般的です。
この例文は、同僚や友人などとの会話で自然に使えるフレーズで、相手に気軽な選択肢をたずねたいときに適しています。
「come over」は「こちらに来る」という意味で、特に「家に遊びに来る」「訪ねてくる」といったニュアンスです。
ビジネスシーンでの例文
会議や商談の場で、提示した提案をこのまま進めてよいかを丁寧に確認する表現です。
「proceed」は「先に進める」というフォーマルな動詞で、ビジネス文脈でよく使われます。後ろに「with」が来るのがポイントですね。
打ち合わせの終盤などで、次回のミーティングを設定することを提案するシチュエーションです。
「schedule」と聞くと「スケジュール、予定」といった名詞はすぐ浮かぶと思いますが、今回のように「予定を立てる」という動詞としてもよく使れます。
接客やフォーマルな場面での例文

来客や接客の場面で、相手に席に座ることを丁寧に勧める表現です。「take a seat」は「座る」という意味で、チャンクで覚えてしまいましょう。
飲み物を注ぎ足す場面で使う丁寧な勧め方です。「have some more water」は直訳すると「もっと水を持つ」という形ですが、実際には「もう少しお水をどうぞ」という意味になります。
「Would you like to~」に似た表現との比較
今回の「Would you like to ~」と同じような誘いのフレーズについて、意味の違いやニュアンスを比較したものです。
「Would you like to ~」は他と比べても非常に丁寧(★★★★★)な表現です。特に初対面の相手やビジネスシーンなど、相手への配慮が求められる場面で好まれます。
カジュアルな会話では「Do you want to~?」や「Let’s~」のような砕けた表現が使われますが、丁寧さややわらかい印象を保ちたい場合には「Would you like to~」が最も適しています。
表現 | 日本語の意味 | 丁寧さ | 気持ちの強さ | 使われる シチュエーション |
---|---|---|---|---|
Let’s + 動詞の原形 | ~しましょう | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | カジュアル 友人間 |
Would you like to + 動詞の原形? | ~しませんか? | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 丁寧なカジュアル ビジネス |
Do you want to + 動詞の原形? | ~したいですか? | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | カジュアル 友人間 |
Why don’t we + 動詞の原形? | ~しませんか? | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | カジュアル 友人間 |
Shall we + 動詞の原形? | ~しませんか? | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 丁寧なカジュアル フォーマル |
Do you feel like + 動名詞? | ~する気が ありますか? | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | カジュアル 日常会話 |
まとめ:Would you like to~ の意味と使い方
「Would you like to~」は、相手に対して丁寧に誘いや提案をするときに使える便利な表現です。
カジュアルな「Do you want to~」と比べてやわらかく、ビジネスやフォーマルな場面でも安心して使えます。

以下のポイントをおさえよう!
- 文法:Would you like to + 動詞の原形
- 意味:「~しませんか?」「~してみたいですか?」
- 特徴:相手の意向を尊重する丁寧な聞き方
- 使用シーン:日常会話・ビジネス・接客・フォーマルな場面など幅広い
例文を参考に、まずは身近な場面で少しずつ使ってみると、自然に口から出てくるようになります。
丁寧さと親しみやすさを両立できるこの表現は、英会話のレパートリーに加えておくと非常に重宝します。
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