みなさんは、「I’d like to ~」という表現を使いこなせていますか?
「I’d like to ~」は、英語で「~したい」を丁寧に伝える便利なフレーズです。たとえば、以下のような文で使うことができます。
“I’d like to order a coffee.”
(コーヒーを注文したいのですが。)
今回は、「~したい」を意味する「I’d like to ~」というフレーズについて解説します。
会話シチュエーションごとの例文を音声付きで紹介するので、英文を見るだけではなく音声を真似して音読してみましょう。
今回の「I’d like to ~」のように、英会話は「型」で覚えることが重要です。
こちらの記事では、日常の英会話で使われる必須の表現をジャンルごとにまとめています。
ぜひ全部マスターして効率的にペラペラになりましょう!
「I’d like to ~」の意味・使い方
「I’d like to ~」は「~したい」という意味で、丁寧に自分の希望や意向を伝える表現です。このフレーズの後には動詞の原形が続きます。
「I’d like to ~」は「I would like to ~」の省略形です。直訳すると「私は~することを好むでしょう」ですが、これが転じて「~したい」となります。
「would」は「will」の過去形で、これにより丁寧な意志や控えめな希望を表現するニュアンスが加わります。
I’d like to + 動詞の原形 = 「~したい」
- I’d like to visit the museum.(美術館に行きたいです。)
- I’d like to speak with the manager.(マネージャーと話したいです。)
このように、「I’d like to」の後に動詞の原形を置くだけで、多くの場面で使える便利な表現になります。
「I’d like to ~」を使った例文
以下は、「I’d like to ~」を使った会話の例です。実際に場面を想像しながら確認してみましょう。音声もぜひチェックしてください。
レストランでの会話
I’d like to see the menu, please.
メニューを見せてください。
Sure, here it is.
はい、どうぞ。
銀行での会話
What can I do for you today?
今日はどのようなご用件ですか?
I’d like to open a new account.
新しい口座を開設したいのですが。
ホテルの予約電話
I’d like to book a room for two nights.
2泊の部屋を予約したいのですが。
Certainly, let me check the availability.
かしこまりました、空室を確認いたします。
「I’d like to ~」に似た表現との比較
以下に、「I’d like to ~」と同じく英語で「~したい」を表す表現と、そのニュアンスをまとめてみました。
「I’d like to ~」は非常に丁寧(★★★★★)で、気持ちの強さは中程度(★★★☆☆)。フォーマルな場面やビジネスシーンで使われ、相手に対して配慮を示しながら控えめに自分の希望を伝えるのに最適です。
表現 | 日本語の意味 | 丁寧さ | 気持ちの強さ | 使われる シチュエーション |
---|---|---|---|---|
I’d like to + 動詞の原形 | ~したい | ★★★★★ | ★★★☆☆ | フォーマル ビジネス |
I want to + 動詞の原形 | ~したい | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | カジュアル 友人間 |
I hope + 文 | ~だといいな | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 丁寧なカジュアル ビジネス |
I feel like + 動名詞 | ~したい気分 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | カジュアル 日常会話 |
I’d rather + 動詞の原形 | どちらかと言うと ~したい | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 丁寧なカジュアル 友人間 |
I can’t wait to + 動詞の原形 | ~するのが 待ちきれない | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | カジュアル 友人間 |
I wish + 仮定法 | ~だったら よかったのに | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 丁寧なカジュアル ビジネス |
練習問題
以下は、今回紹介したいくつかの例文です。実際に作文をすることで表現が定着します。日本語から英語にしてみましょう。
以下を英語で言ってみましょう
2泊の部屋を予約したいのですが。
以下を英語で言ってみましょう
新しい口座を開設したいのですが。
以下を英語で言ってみましょう
メニューを見せてください。
まとめ:「I’d like to ~」の意味・使い方
「I’d like to ~」は、英語で自分の希望や意向を丁寧に伝えるための便利なフレーズです。文法的には、「I’d like to」の後に動詞の原形を続けるだけで、多くの場面で自然に使うことができます。
この表現を使いこなせば、レストランでの注文やホテルの部屋予約など、さまざまなシチュエーションで役立ちます。
ぜひ、実際の会話でどんどん使ってみてください。音声を真似して練習することで、自然に使えるようになるでしょう。
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